「パチンコをつづけてると、この先どうなるのか…。」
「パチンコ中心の生活で、将来が不安だ…。」
パチンコ中心の生活をしている人によくある悩みですが、17年以上つづけた体験談を知れば「つづけた先の自分」を簡単にイメージできます。
この記事では、パチンコ中心に生活して行きついた「人間性の変化」について紹介します。
高校生から17年間つづけて行きついた体験談なので、「パチンコをつづける不安」がある人はぜひ参考にしてみてください。

先バレですが、「こんな悲しい人生イヤだ」と思ってパチンコをやめたくなる内容になっています。
リアルな内容を伝えるため、少し長くなってます。
要点をまとめた後に本文を書いていますので、時間のない人は要点だけを飛ばし読みしてみてください。

時間に余裕がある時に詳しく読んでもらうことで、理解が深まると思いますのでぜひ!
▼この記事でわかること
パチンコに出会う前|思いやりのある人間だった

▼パチンコに出会う前|要点
私はパチンコと出会う前、思いやりのある人間だったと自信を持って言い切れます。
なぜなら、私の周りにはやさしい人間ばかりで、楽しく生活できていたからです。
もともと引っ込み思案だった私ですが、小学3年生のころ遊びの誘いをうけたことをきっかけにカラを破ることができました。
友達優先で、楽しい日々を過ごせしていました。
高1の夏休みに県外に転校
▼引っ越しエピソード|要点
高校生活にも慣れはじめたころ、人生の転機が訪れました。
父親の転勤が決まり引っ越すことになりました。
子どもだった私に転校する以外の選択肢はありませんでした。
生きていくために、仕方のないことで、父や父の職場を攻める気もありません。
—引越し当日。
「地元の仲のいい友達10人」と「出会ったばかりの高校の友達5人」が家まで来て、見送りしてくれました。

うれしさとかなしさが同時に込み上げてきて、自然と涙がでました。
こんな経験もあり、「友達には恵まれていた」と今でも感じています。
パチンコと出会ったきっかけ|環境の変化

▼パチンコとの出会い|要点
- 転校と失恋のダブルパンチ
- 高1の冬|友人の誘いで初めてのパチ屋
- 高2の春|兄の代打ちで2回目のパチ屋
- 2回目のスロットでどハマり
高1の夏|転校
引っ越しをしてすぐ、夏休み期間中に新しい高校の編入試験がありました。
落ちたらどうしようと不安でしたが、試験に受かり、新しい高校に夏休み明けから登校。
全く知らない土地で知らない方言。環境がガラッと変わって不安でいっぱいでした。
新しい高校では、方言を指摘されることもあり、口数が少なくなっていました。
周りからは、「不良が転校してきた」と噂されていたということを後日談で知りました。
口数が少ない上に、眉毛を剃ったり、髪の毛を染めていたことも影響していたんだと思います。
少しずつ新しい学校に慣れて、友達も少しずつできていきました。
急展開でカノジョができる|1週間でフラれる
新しい高校にも慣れ始めたころ、校舎の違う友達もできました。
誰にでもフレンドリーなKくんが声をかけてくれたことで仲良くなりました。
Kくんとの何気ない会話で「恋の話」になりました。
Kくん:「誰か気になる子おるん?」
わたし:「Kくんのクラスの子かな…」
とっさに思い浮かんだ、名前も知らない子を口にしました。
Kくん:「その子、Mちゃんやで!」
わたし:「そうなんだ…」
何気ない会話でしたが、急展開をむかえることになりました。
—後日。
Kくんが私のクラスにやって来ました。
Kくん:「メアド知りたいって言っといたで!OKだって~!」
わたし:「うそやん。まじで…?」
気を利かしたKくんは、勝手に「メアドを知りたい」と伝えてしまいました。
ぶっちゃけ、「こっちの人間やばすぎだろ…。」と思いました。
気軽に気になる子を伝えたことを反省しました。
Mちゃんとは校舎も違い、あいさつしたこともありません。
しかし、ここで引き下がるのは誰も得しないと察して、Mちゃんにメールを送くることに。(LINEは、まだなかった)
私が気になっていることはつつぬけなので、何とメールしたらいいのか…めちゃめちゃ悩んだことを今でも覚えています。

送った内容は覚えていませんが、しっかり作り込んでメールを送りました。
メールと電話で連絡を取って、1週間くらい経ちました。
なんとなく直感で「付き合えるかも…」と感じていました。
恋愛についてよくわかっていませんでしたが、「ここで告白しよう!」と勢いで、メールで告白しました。
返事は、「OK!」
安心と同時に「どんな会話したらいいんだ…」と不安になりながら、次の日一緒に帰る約束をしました。

直接話してみると…会話がまったくつづきません。
もともと異性と会話することが苦手で、決して楽しいとは言えない状態でした。
もっと楽しく付き合いたいと作戦を考えていた矢先、1週間くらいでメールでフラレました。
一緒に帰っているのを友達にも見られていたので、付き合ったこともバレていました。
「転校してきてすぐに彼女を、つくって、すぐにフラれた…」
恥ずかしい思いがどんどん押し寄せてきます。
こんな苦い経験もあり、再びカラを被って高校生活を送りました。
パチンコとの出会い|高1の冬休み
▼パチンコとの出会い|要点
- 高1の冬|初めてのパチンコ
- ストレートで8,000円負け
- 「二度とパチンコしない」と決意
- パチンコに未練なし
—時は流れ、高校1年の冬休み。
転校する前の高校の友達Yくんが遊びに来てくれることに。
この時、Yくんがパチンコをしていたことを初めて知りました。
パチンコの魅力を語られて、その気になって近くのパチ屋に入店しました。
人生初のパチ屋は、うるさくて煙たい未知の世界…。
友達からパチンコの魅力を聞いていたので、ワクワクしていました。
パチンコの知識がゼロだった私はYくんの横の台に座り、みようみまねでパチンコを打ちました。
結果は、8,000円ストレート負け。高校生にとっては大金です。

わけがわからないまま、楽しめないまま8,000円失いました。
ぶっちゃけ、「聞いてた話とちがう…」と思いました。
しかし、友達を責めるわけにもいかず、「パチンコ怖いねー。」と笑い飛ばしました。
心のなかでは、「8,000円無くなった…どうしよう…」と落ち込んでいました。
「パチンコなんて一生やらない!」
いい思いもしていないのでパチンコへの未練もなく、すんなり普通の高校生活に戻りました。
パチンコに依存するきっかけ|2回目のパチ屋
▼パチンコ依存のきっかけ|要点
- 兄とパチンコの会話
- 負けた話をする
- パチンコよりスロットだと聞く
- 兄の代打ち|初めてのスロット
- 4万円勝ち|お小遣い一万円もらう
- 一気にパチンコに魅了される
—初めてのパチンコから約6か月後。
私には、3つ年上の兄がいます。兄が深夜のパチンコ番組を観ている様子を目にしました。
ふと、パチンコで負けたことを思い出し、「8,000円負けた話」をしました。
兄:「ばかだねー!パチンコなんか打つからだよ。スロットなら勝てる。」
わたし:「スロット…?」
このときの私は、初めてスロットの存在を知りました。
半信半疑で聞き流していましたが、数日後スロットを打つことに…。
—数日後。
私は、お金を持たず兄についてパチンコ店にいきました。半年ぶりのパチ屋も相変わらず、うるさくて煙たい環境でした。
兄がスロット台に座り、打ちはじめました。私は、休憩スペースで待機。
しばらくして、兄に呼ばれて代打ちすることになりました。このときが人生初のスロットです。
よくわからないまま、言われるようにプレイしているとメダルがどんどん増えていきました。
兄は連チャンモード中に代わってくれていました。
よくわからないままプレイしていましたが、途中で「メダル1枚で20円の価値」があることを知りびっくり。
「これ、いくらになるんだろ…?」
ふと、周りを見渡すと、出てない台ばかり。その中でどんどんメダルが増えていくことが快感でした。
16年間生きてきて、「経験したことのない高揚感」でした。
1時間くらい経ち、兄から「やめていいよ」と言われてやめました。
▼ワクワクしたシステム
- 店員を呼ぶ
- 計数機にメダルを流す
- レシートを渡される
- カウンターでカラフルな板に交換
- 店外の景品交換口にいれる
- 現金を受け取る
「なんだ…このシステム…」
ぶっちゃけ、新鮮なことばかりでワクワクしました。
景品を交換してみると、5万円になり衝撃でした!使ったお金を差し引いても4万円以上勝ちました。
「スロットってこんなに簡単に大金を得られるのか…」と興奮。
そして、兄から一万円お小遣いを貰いました。
「パチンコよりスロットなんだな…」と勘違いしました。
この日を境にわたしは、パチンコを優先する人間に変わっていきました。
パチンコに依存|性格がどんどん悪くなる

パチンコ中心の生活になって性格がどんどん悪くなっていきました。
結果的に「嘘だらけの人間」になりました。
▼性悪エピソード|要点
- 遊びの約束をドタキャンする
- よりを戻した彼女をパチンコに連れていく
- 借金を返済せずにパチンコをする

それぞれ詳しく話します。
遊びの約束をドタキャン|嘘をついてパチンコ
休日の夕方に友達とカラオケに行く約束をしました。
しかし、朝からパチンコに行き、たまたま勝っていました。
勝っているうちにやめてカラオケに行けばいいのに、「まだ打ちたい」気持ちに負けました。
メールだけで遊びの約束を断りました。
「友達と遊ぶよりパチンコの方が楽しい」と感じるようになっていました。

ちなみに、この日負けて帰りました…。
元カノとよりを戻す|パチ屋デート
高2の文化祭で話したことをきっかけに、元カノとよりを戻すことになりました。
しかし、そのころの私はパチンコに夢中になっていたので、出会ったころとは変わっていました。
▼変わった私|要点
私はどんどん「わがまま」になっていきました。
パチンコをしたいし、彼女とも遊びたい。
結果、彼女をパチ屋に連れて、パチンコデートをしました。
恥ずかしい話、めぼしい台を代打ちさせていました。何度もパチ屋に連れて行きました。
相手の気持ちも考えずに、自分の欲求を満たすことだけを考えていた証拠です。
そして、私は大学へ。彼女は短大へ進学してから距離を取られるようになり、フラれることになります。
結局、パチンコが原因で喧嘩ばかりで最後まで大事にすることはできませんでした。
最後の別れの言葉は、「将来が見えない」でした。
それでも、「パチンコをやめて引き止める」ことは、できませんでした。
パチンコに依存して「大事な人を大事だと認識できなくなっていた」とも言えます。

パチンコをやめた今でも、ヒドイ事をしたと後悔しています。
借金を返さない|給料日にパチンコへ
▼借金がふくらむ|要点
- お年玉貯金|消滅
- バイトをはじめる
- 家族や友達、彼女に借金する
- 返済せずにパチンコ
- 他の人に借りる
- 返済せずにパチンコ
お年玉貯金もすぐになくなり、パチンコに行くために、高2からバイトをはじめることに。
しかし、バイト代もすぐに無くなり兄や友達、彼女から借金しました。
「バイトの給料日に返すから!」
借りたお金をそのままパチンコ使っていました。
何か欲しいものがあったわけではなく、「ただパチンコをしたかった」のです。
▼パチンコをしたい理由
給料日には、「増やしてから返そう!」と甘い考えでパチンコに行っていました。
返すはずだったお金は無くなり、返済できないことがよくありました。
それでも、「打ちたい!」となりました。
他の人にも「給料日に返すから!」と言って借りたお金をすぐにパチンコに使っていました。
この流れを繰り返して、狂ったようにパチンコへ行っていました。

完全に狂っていました。
貸した人の気持ちを考えずに、「自分のパチンコ欲だけを満たすために、他人を利用していた」証拠です。
何回裏切ったことか…。本当に申し訳ないことをしたと反省しています。
卒業旅行よりパチンコ
▼卒業旅行よりパチンコ|要点
遊びの誘いも断ることが多くなり、遊びの誘いも少なくなりました。
次第に会話にもついていけなくなり、少しずつ孤独を感じるようになっていきました。
そんなとき、地元の仲のいい友達から連絡がありました。
大学組も就職組もこれからなかなか会えないだろうから、旅行しよう!
誘われてうれしくて、いい思い出になることは簡単に想像できました。
しかし、私はパチンコに行くことを選びました。
たまたま、パチンコで勝っている時期で「これまでの負け分を取り戻したい」気持ちのほうが強かったからです。

本当にバカな選択をしたと後悔しています。
卒業旅行を断ってパチンコを選んだのは、「友達との思い出よりパチンコ」が大事だと考えていた証拠です。
まとめ|パチンコを続けると、どんどん孤独になる

ずっと遊びの誘いをしてくれる人もいたのにずっと断り続けていました。
パチンコをやめた今だからわかります。パチンコ依存は深刻な病気です。
友達や彼女、家族を大事にできなくなったのは、「人間性がなくなったから」です。
パチンコ以外のことに興味がなくなり、他のことをしていても「早くパチンコに行きたい!」と思っていました。

できることなら、時を戻してやり直したいと本気で思います。
友達や彼女、家族との誘いに応じていれば、人生が今よりずっと豊かになっていたことでしょう。
思い出や経験より、パチンコを優先すると、いつか必ず後悔することを忘れないでください!
パチンコに依存している人へ|メッセージ
パチンコばかりしている人は、ぜひ一度立ち止まってください。
5年後、10年後の自分をイメージしてみてください。

私のように「間違った選択をつづける」と悲しい人間になります。
「いつかやめる!」と思うだけでは、ぜったいにやめれません。
なぜなら、「パチンコに依存すると、脳がパチンコなしでは生活できない」状態になるからです。
パチンコなんかのために、貴重な青春時代を費やさないことを強くおすすめします!
パチンコしている瞬間は、楽しいかもしれません。
しかし、パチンコばかりしていてもほんとに何も残りません。
人生を豊かにする選択をしてもらえたら嬉しいです。
最後に|パチンコをやめたい人へ
パチンコをやめたいと思った人は、わたしの運営する「ぱちやめまっぷ」をチェックしてみてください。やめる方法や考え方について情報発信をしています。

17年依存して、3年以上やめつづけています!
「やめたい気持ち」があって「やめるための行動」をつづければ、誰だってやめれます!
ぱちやめまっぷは、パチンコをやめたい人を全力で応援します。
コメント